私たちの悩みとか苦しい思い、その元をたどっていくと必ず「劣等感」にゆきつきます。
悩み・問題の奥に「劣等感」あり。
劣等感の内訳というのもいろいろ種類があって
ビリーフリセット心理学では、それを9種類の「ビリーフ」として見抜きやすくしています。
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で、劣等感てヤツは結局なんなのか、さらに奥に掘り進みますと、一言で言ってこれなんです。
「私は愛されない。」
人間界のしくみだからしょうがない
赤ちゃんや幼少のころに家庭や親という環境条件によってどうしてもそう受け取ってしまうという、いわば「人間界のしくみ」があるんですよ。
赤ちゃんとして生まれてくる魂はほぼ完璧に「愛」というものを知っています。
私たちは本当は、愛とは何かもうよくわかって生まれてくる。
けれどそれをぜーんぶ忘れて、人間界に飛び込んでくるにあたって
肉体を提供してくれて、ある時期まで育ててくれる、親や家族という存在が必要です。
そうすると、生まれ落ちて来たそのご家庭という場所は、すでに年季の入った「人間界」ですから
今現在の人間界の限界・・・まあぶっちゃけ言って「低次の自我まみれ」、別の言い方をすると「ビリーフてんこ盛り」の状態の親や家族が阿鼻叫喚を繰り広げていたりするんです。
そしたらそこにいきなり放り込まれた魂としての赤ちゃんは
「なにコレ!?わけがわからない!!」ってなって当然です。
こわいです。
意味わかんないです。
そんな場所では、拒絶される、否定されるは日常茶飯事だし
裏切られる、侮辱される、押し付けられる、支配される・・・ようなめにも会います。
当然もらえると思っていた愛ややさしさや温かいケアもなんだかちっとももらえない・・・なんてことだって起こります。
来てみたらワケわかんない状況でそういう目に合うんですよ。
なんで?なんで?
こわいよこわいよ。
なんなのこれ!?
驚愕です。
戸惑います。
そしたらこう思っても無理はありません。
「私の何がいけないんだろう?」
「きっと私の何かがいけないんだ」
「私がこうだからこんな目にあうんだ」
「こんな私じゃ愛されないんだ」
これがこういう状況に生まれてきてしまった魂である子供の解釈ね。
これが「愛されない私」のはじまり。
つまり「劣等感」の芽生える瞬間です。
生まれない方がよかった?
さらに状況が過酷な子は、解釈はその先まで及びます。
「ああ私、生まれない方がよかったんじゃない?」
そう考えるととっても納得できたりする。
だって
こんなに拒絶されて、否定されて、裏切られて、侮辱されて、押し付けられて、ほしいものをもらえない
どう考えたって歓迎されてるような気がしないんだもの。
ってことは、
私なんか愛してないんでしょ?
いてほしくないんでしょ?
私、いない方がいいんでしょ?
こなきゃよかったんでしょ?
てことだよね?
って思ったって無理もないことです。
だいたい自分だってこんなところ来ちゃって「しまった」と思っただろうしね。
「ああ、こんなんだったら生まれてこなきゃよかった」
「せっかく生まれてきたのにこれじゃ生まれた意味がないじゃない!」
って思ったって当然だよね。
これをビリーフリセット心理学は「存在否定ビリーフ」っていうんですが
深いところにこれ持ってる人はけっこう多いですよ。
普段は気がつかないけどね。
つまり悩みや生きづらさには根っこがあって
悩み
↓
劣等感
↓
私は愛されない
↓
生まれない方がよかった
ここに行きつくということです。
さて、ここまで行き着いたらどうするのか、と。
ここからは一つの「物語」です。
ピンとくるかどうかは人によると思うので参考までにね。
魂の物語
「生まれない方がよかった」って思っちゃったのは
生まれてきた世界があまりにもアレだったからですよね。
でも、それでもそんな世界に生まれてこようと思ったんだよねー!
いえ、むしろ
「そんな世界だから」生まれてこようと思ったんだ。
なぜなら、あなたは「そんな世界」をなんとかするっていうのが、お役目、ミッションだから。
その愛を持って「そんな世界」を少しでも「光の世界」にするために。
「やってきます!」
「行ってきます!」
って言って来た魂なんだ。
だから「生まれちゃった」んじゃない。
「生まれようと思った」んだ。
だから「せっかく生まれてきたのに世界が受け入れてくれない」じゃなかったんだ。
拒絶や否定のうずまくこの世界でも私は行こう。
その拒絶や否定のうずまくこの世界に愛をもたらすためにこそ。
魂は、こっちなんだよ。
だから、その拒絶や否定につぶされる必要は全くなくて
むしろそんなものが来るのは承知。
魂はそんなものにはビクともしない。
魂は傷つかない。
強い強い愛があるから。
それはまるで鋼(はがね)のような。
鋼の愛をたずさえてあなたはこの世界に来たんだよ。
残念ながら今現在の人間界はそういうところだ。
そういうところだということを肌身にしみてよく知る必要があるからこそ
そんな世界の雛形である「あんな家」にあなたは生まれて
そんな世界とはどういうところか現状をよーーく知った。
その場所でそんなに苦しむことによって、いかにこれはなんとかしなきゃいけないことなのかっていう「切実感」を知った。
愛の感じられないことが骨身にしみて、これはやっぱり「愛」しかないでしょー!と確信した。
「否定された、拒絶された、生まれてこなきゃよかった」となんども潰されそうになりながら
それでも生きてるってことは
あなたの内側で変わらず支えていた「鋼の愛」があればこそ。
それを発動させて生きる時代がくることを
待って、待って。
狙って、狙って。
仕込んで、仕込んで。
生き抜いてきたんだね。
その愛を世界に向けよう
では、その愛を発動する相手は誰か?
それは親じゃないんだよ。
「親」をなんとかしにあなたは来たんじゃない。
親を「愛の人」に変えるために来たんじゃない。
親を「愛の人」に変えて、あなたが愛してもらうために、あなたは来たんじゃない。
そんな小さな「家庭」という初期設定の中で戦って力尽きるなら、あなたのそもそものミッションは果たせない。
その初期設定の場所において、ある程度育ててもらったなら
あなたはその家から出て、世界へ向かわなきゃいけない。
その家が相変わらず「愛をもらえない場所」であっても。
相変わらずあの人たちが愛のなさに苦しんでいるように見えたとしても。
その場所で「愛されたかった自分」はもう手放すんだ。
いったんその場所から去っていい。
帰ってくるのはずっと後。
あの場所は自分にミッションを教えてくれた場所。
仕込みをやらせてもらえた場所。
そこに「ありがとう」って言うことができるよ。
あなたの向かうべき相手は親じゃなくて、この世界で待っている大勢の人たちだ。
その愛を世界に向けよう。
その人たち、その場所に、愛をもたらしに行くんだ。
それをしにやってきたんだものね?
その自覚が持てた時
あなたの心にずーーっとあった暗い空洞には、いつしか力が満ちていることに気がつくでしょう。
ないないと思っていた愛が自分の中に満ちていることに気がつくでしょう。
・・・という
これは一つの物語です。
信じても信じなくても
どちらでもいいですよ。
採用して元気が出る人は
採用してみてね。