今日は来週のライブに向けて、ピアノとサックスの楽器パートのリハーサルでした。
デュオの曲の練習の他、歌伴奏のアレンジの確認等、ゲストの方の歌をお迎えできる体制に整えて準備しました。
ここに歌が入ってくるのが楽しみです。
さて、今回私がこういうライブをやろうと思った理由の一つは、純粋にピアノが弾きくなったから、というのはあります。
さらにそれは、一人じゃなくて人と一緒に音を出したかったから。
音楽の一つの醍醐味は、人と人が響き合う、つまり、見えない次元の化学反応のようなところにあると私は思います。
音以前のエネルギー。
それぞれの人が持つ響き。
魂といってもいいけれど、そういうものが音を媒介として響きあい、増幅する。
演奏している時に感じるそういう瞬間は、すばらしく感動的です。
そしてきっとそれはその場で聴いている人とも響きあって、波紋のように広がっていくのでしょう。
それはきっと、人の心深くに何かを呼び起こしていくはず。
そう信じています。
単に楽器としてピアノを弾きたいというより、私はピアノを弾くことで、そういうことがやりたいわけです。
今回のお話を快くお引き受けくださり、楽しみですと言ってくださったゲストの本郷綜海さん、了戒翔太さん、そして楽器チームとしてサポートしてくださる丸山裕之さんには本当に感謝ですし、「行ってみよう!」と思ってくださったお客様にも本当に感謝です。
ゲストの方が歌う曲は、全部で9曲。
ロック、ラップ、R&B、映画音楽、ジャズ、感動バラード、等々多岐なジャンルにわたっているそれらの曲を、全部ピアノとサックスのアレンジにする。
これも私のアレンジャー/作曲家魂がワクワクすることです。
「ピアノは1台でオーケストラ」などとよく言われます。
つまり、音域が広く指10本で弾けるので、ベース、コード、リズム、メロディー、全部をまかなうことができて表現範囲が広いのです。
あとはこれをいかに駆使して、原曲のノリやスケール感を出すことができるか。
2人でやっているのに、なんかすごい大編成みたいに聴こえる、そして空気の色が、世界が見える・・・そんな仕上がりになったら理想的ですね。
それはアレンジの仕方と、あともう一つ、弾く時の意識の使い方で可能だと思っています。
そういう表現も、ぜひ聴いていただきたいことの一つ。
歌を支えてピアノを弾くのは、一般的に「伴奏」とか言われますが、伴奏っていうのは単に後ろで音が鳴ってるんじゃないんです。
歌手の方の声と共に、曲の世界観を増幅させていくことです。
それが、私がピアノを弾いていていちばん楽しさを感じるところです。
そんな世界観の上に、お二人の歌い手がどんなエモーションを乗せてドライブしてくれるか。
すごく楽しみです。
もちろん、自分の曲もやりますよ。
アルバム「森羅万象」から。サックスを交えたバージョンでやります。
当日のライブハウス「南青山マンダラ」は、落ち着いたテーブル席がちゃんとあるライブハウスです。
まさかのスタンディングではありませんので、ご安心ください(笑)
19時開演というと、お食事どうするの?という問題もあるかと思います。
どこかで食べてから行くか、でもお仕事の都合でそんな時間もなく・・・という場合、それなりのお食事メニューもありますのでご心配なく。
大人がくつろげるグレード感あるお店です。
心地よい時間を過ごしていただければなによりです。
お待ちしています!
ライブ【大塚あやこピアノ&トーク 10/18】
10月18日(水)19:00〜 南青山マンダラ
大塚あやこ(Piano)・丸山裕之(Sax)
ゲスト:
本郷綜海(Vocal)・了戒翔太(Vocal)