ビリーフリセット®とは、何をすることか。
すっごくシンプルな一言で言うと
ぜんぶ「いい」にすること
です。
だって私たち、そのまんまだとほんとに
〜〜したらいけない
〜〜しなきゃいけない
こういうのはよくて
こういうのはダメで
ダメになるのはダメなのだー!!
って、頭の中で絶えず言ってる。
そして
〜〜しないと××になるぞ
〜〜してしまったら××になるぞ
って、絶えず怯えている。
この状態を常時続けているっていうのは、頭も心も身体も、ものすごい緊張なのです。
それが当たり前になっちゃって、緊張してることにも気がつかないくらい。
常時「戦闘体制」みたいなもの。
世界は危険で怖くて
ほっとけばダメになるところ。
自分は無力で他人や世界に翻弄されて
そのままだったらダメになる存在。
そういう世界観設定がされていて
そういう世界で生き延びるための戦闘体制でいるわけですね。
そこで「やらなくちゃ!」って
がんばって「やる気」を出そうとしたりしている。
これは怖いし、しんどいし、疲れるし
生きるのが嫌にもなります。
で、ビリーフリセットは、その
〜〜したらいけない
〜〜しなきゃいけない
こういうのはよくて
こういうのはダメで
ダメになるのはダメなのだー!!
〜〜しないと××になるぞ
〜〜してしまったら××になるぞ
××になるのはダメなのだー!!
っていうのを、片っぱしから
〜〜してもいい
〜〜しなくてもいい
こういうのもいいし
ああいうのもいいし
ダメになったって大丈夫なのだー!!
ていうか、ダメって何?
〜〜しなくても大丈夫だった
〜〜してしまっても大丈夫だった
××になっても大丈夫だった
って、ぜんぶOKにしていくことなの。
していく、っていうか
元々そうだったことに気づいていくっていうことね。
これは、多くの人は最初戸惑うと思う。
そんなにぜんぶ「いい」にしちゃっていいの!?
いや、ダメなものはやっぱダメでしょ・・・
って。
でも、いいんです。
いったん、ぜんぶ「いい」にする!
ダメだと思ってたものにも。
悪だ、闇だ、罪だ、汚れだ、と思っていたことにも。
こうなったら終わりだ、と思ってたことにも。
それでも。それさえも。
「いい」ことにするんです。
これは、そう行動する/しないの問題じゃないの。
実際にそうなるか/ならないかの議論でもないの。
行動の次元のこと言ってるんじゃなくて
心の次元のこと、言ってるんだよ。
心の中に、そういうものをどれだけ受け入れるかの問題なの。
べつに好きにならなくてもいい、
「あってもいいよ」って思ってあげれるか、ってことなの。
心はほんとは、とーっても広くて深い。
ぜんぶ受け入れて「いい」ことにしたって
なーんにもビクともしないくらい広くて深い。
醜くて、悪くて、恐ろしいようなものにだって
「いていいよ。一緒に成長しよう」って
微笑んであげることだってできるんです。
むしろ、受け入れれば受け入れるほど
心はイキイキと強く輝くんだ。
ほんとはね。
それが愛というものだから。
愛ってとっても広くて深くて強い。
そうやって、ぜんぶ「いい」ことにしていくと
緊張がどんどん溶けてくるんです。
戦闘体制で固まった頭と心と身体の緊張。
よくわからない不安。
「こわい」と「しなきゃ」に追われるかんじ。
それがゆるんできます。
広〜くなってきます。
ビリーフがリセットされる、ってそういうかんじ。
全方向、ぜんぶ「いい」にして
「は〜、よかったのか」とゆるむ。
ぜんぶ受け入れ、抱擁し、溶解する。
これが究極の受容です。
別名「女性性」ともいいます。
そうやって一度、徹底的に
全方向ズドーーン!とゆるんじゃう。
それがリセット。
しかし。
「そんなにゆるんだら、何もしなくなるんじゃないですか?」
「そんなゆるみっぱなしじゃボーッとしちゃって、生きてる意味ってどうなるの?」
とかって、
やる気のある皆さんなら思うかもしれません。
そう。これで終わりじゃないの。
その次があるんです。
さて、そうやって究極の受容でゆるむと
やっと息がつけるようになって
「もともとのいのちの力」が満ち満ちてきます。
ゆるんで「いのちの力」が満ちてきたところに
スッと一点、立ってくるものがある。
「〜〜したい」
という意思。
ゆるんだところにこそ、
まっさらな「したい」が立ち上がるのです。
「ダメにならないようにこうしておきたい」っていう
恐怖を避けるための「したい」じゃなくて
全方向大丈夫なんだったら
じゃあこうしたい!っていう
安心の上に純粋に立ち上がる「したい」。
これが本当の「やる気」じゃないでしょうか。
このやる気は強いです。
自分の深いところから立ち上がってきた
「いのち」とつながったやる気だから。
そしたらこんどは
その「したい」を全力で生きるんです。
「こうなる!」という姿を意図し
行動する、実現する!
思いっきりやる。
その「したい」はもう
自分のためと人のための境を越えています。
全体のためへとつながっていきます。
そんな究極の意思と意図の力、
それを行動へと駆り立てる力。
それを別名「男性性」といいます。
ぜんぶ「いい」にする
受容と統合の力、女性性。
その受容の中から立ち上がる
意思と行動の力、男性性。
どちらも、愛の裏表、2つの側面です。
両方揃って人は
広く、深く、優しく
強く、高く、輝いて
生きることができる。
そんな生き方を望む、その第一歩が
ぜんぶ「いい」にすること。
そこの第一歩をやっているのが
ビリーフリセット®なのです。