役割という着ぐるみを脱いで「中の人」になる

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役割を生きている私たち

◯◯会社の社員として
◯◯部の部長として
◯◯店の△△担当として
◯◯所属の△△として

◯◯家の
父として
母として
夫として
妻として
嫁として
姑として
長男として
子供として
・・・などなど

私たちはいろんな立場、役割を背負って生きています。
その役割をきちんと果たすことが
社会的な責任を果たすことであると
みなされているといってもいいかもしれません。

そうやってみんな
一生懸命その「役割」をやって生きるようになります。

◯◯として
◯◯らしく
ちゃんと、しっかり、立派に。

たとえば
お父さん、お母さん、子供たち、という家族の中で、
お父さんはいつも「お父さん」として「お父さん」をやり。
お母さんはいつも「お母さん」として「お母さん」をやり。

それぞれの役割をきちんと果たしながら
家庭はうまく回っていきます。

口をきく時も「お父さん」として。
ものを考える時も「お母さん」として。

自分は「妻」のつもりで
夫のことを見る時も「夫」だと思って見る。

自分は「夫」のつもりで
妻のことを見る時も「妻」だと思って見る。

そうやって自然にみんなが
「役割」で日常を過ごしていたりします。

役割はある意味で便利です。
それで円滑に生活が回るし、社会が回ります。

しかし一方で、その役割にはまりこむほどに
置き去りになるものがあります。

それは、本来の自分。
「個」の自分。

もちろんその「役割」をやっているのも自分なんですが
その「役割」をとっぱらったとしたら?

そこに現れるであろう
「素(す)の自分」というのも確かにいます。

「お母さん」や「妻」という役割をとっぱらったとしたら
一人の女性であり、人間であり、魂であり
「個」の存在であるわけです。

そこには
何かを独自に感じ、思い、考え
望み、夢み、意思する、一人の人間がいます。

そこにこそ、自分という人間の核があります。

考えてみれば当たり前のことですが
つい、それを忘れて
目の前の役割をこなすことに
精一杯になっていたりしますね。

母であること、妻であること
父であること、夫であること
◯◯会社の一員であること
◯◯という役職であること
・・・として考えるべきことももちろんありますが、

その役割を外したところの「一人の個」として
どうしたいのか、どう生きたいのか
というところが
これからの時代、ますます重要になってきていると感じます。

着ぐるみ脱いだ「中の人」は?

役割というのは、いわば
「着ぐるみ」のようなものと考えてみてください。

パンダだったり、ウサギだったり、クマだったり、
まあいろいろあります。

着ぐるみを着て、精いっぱい舞台をつとめるシーンも
もちろん必要ですが、

で、「中の人」は誰?
いったいどんな人?
ってことなんです。

「役割」という着ぐるみを着て
着ぐるみとして舞台をつとめることばかりやっていると
いつのまにか

着ぐるみ=自分

になっていたりします。

自分はパンダです。
私はウサギです。
クマの僕としては・・・

という自己認識になっている。

それ以外の存在として口がきけない。
ものが考えられない。
いつのまにか
「中の人」がいるんだかなんだか・・・
いたとしても、
どんな人だったかわからなくなっていたり。

そんなふうにもなっていきます。

でも本来、人間としてのその人自身とは
「役割」という着ぐるみの姿ではなく、
その「中の人」であるはずなんです。

「中の人」である自分は
いったい何を思い、考え、
何を望み、何を喜びとする人なんでしょうか?

「中の人」は、ほんとは何を感じていて
どう生きたいと望んでいるんでしょうか?

「中の人」同士で話をする

家族や夫婦など、いろいろな人間関係は
お互いにあまりにも「役割」という着ぐるみと同一化しすぎると
硬直化して限界感・閉塞感がやってきます。

「個」としても息苦しさを感じるようになり
かといってどうしたらいいかわからずに
役割と役割の要求のし合いとぶつかり合いになって
心の通ったコミュニケーションができなくなっていきます。

そんな状況で苦しくなった時は
いっぺん着ぐるみの「中の人」としての自分に戻ることが
鍵なのかもしれません。

「中の人」としての自分はどうしたいのかに立ち戻り
その上で
相手のことも着ぐるみの「中の人」として見て
「中の人」同士で向き合って、話ができたらいいですね。

ひととき着ぐるみを脱いで
お互いのいのちを応援できるまなざしを
持てたらいいですね。

幸い、今現在
そんなふうに「中の人」同士として
おつきあいできるパートナーや仲間がいるならば
それはとても素敵なこと。

今そうではない人は、まず
自分自身が「中の人」としての自分のリアリティを
高めていくとよいでしょう。

とりあえず着ぐるみの中にいたとしても。
中でちょっと考えてみましょう。

「中の人」である自分は
いったい何を思い、考え、
何を望み、何を喜びとする人なんだろう?

ほんとは何を感じていて
どう生きたいと望んでいるんだろう?

そして

世の中でたくさんの人が
いろんな種類の着ぐるみを着て歩いてるけど
ほんとはその中に
みんな「中の人」がいるんだよね。

お互い一生懸命着ぐるみ着て
「役割」やってがんばってきたね。

たまにはちょっと
この着ぐるみ脱いでみよう。

ふー、やれやれ、おつかれさま。

 


この記事を書いた人

大塚 あやこ

大塚 あやこ

心理カウンセラー/作曲家/ピアニスト
一般社団法人ビリーフリセット協会 代表理事
元・日本音楽療法学会音楽療法士
 
東京芸大作曲科卒業後、演奏家・作曲家として活動。アーティストのツアーサポートや編曲、アニメやドラマのサントラ作曲等を手がける。
 
その後、音楽療法を経てさらに本格的な心理カウンセリング/セラピーへ転身。
悩みの根本原因に迫るオリジナルメソッド「ビリーフリセット心理学®」を提唱し、まじめにがんばっているのになんだか生きづらい人や、人生の転機に直面した人などを新しいステージへと導く個人セッションや講座を開催。「ビリーフリセットで人生が変わった!」という人多数。
 
活動6年で延べ4,000名以上の人生を好転させてきた他、カウンセラー養成講座も開催し門下の認定カウンセラーを多数輩出している。

◎一般社団法人ビリーフリセット協会代表理事
◎株式会社ツナゲル専務取締役

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