人が苦手
人は怖い
人が嫌い
そんなあなたは
とっても人で傷ついてきたんだね。
傷ついたからこそ
そんな傷つけるような「人」に
心を許せるはずなんか
ないんだし
二度とそんな思いを
したくなんかないんだし
これだけ傷ついているんだって
心に刻み続ける
その表現が
「人が嫌い」なんだよね。
そんな自分がおかしいなんて
思わなくていいから
ああ、傷ついたんだよなあ
と思ってあげて。
人が嫌いなことは
さほどの問題じゃなくて
あなたがそれだけ傷ついている
ということが重要だ。
人と一緒は疲れる
人と話すのは嫌
一人がいちばん楽
そんなあなたは
人に理解されないことに
ずいぶんうんざりしてきたんだね。
言っても伝わらない
言っても聞いてもらえない
言ってもわかってもらえない
何度も何度もそんな思いをしたら
伝えようとすることさえ
もう嫌になるよね。
そのくせ向こうからは
ワケのわからない言葉と感情が
一方的に押し寄せるから
もううんざりになってしまうよね。
そんなうんざりな思いを
さんざんしてきたからこそ
もう関わりたくなんかないんだし
言葉を信じる気になんか
ならないんだし
話せば話すほど傷つくことを
もう繰り返したくは
ないんだよね。
そんな自分が偏屈だなんて
思わなくていいから
ああ、しんどかったんだよなあ
と思ってあげて。
人と話すのが嫌なことは
さほどの問題じゃなくて
あなたが本当は
どれだけわかってほしがっているか
ということが重要だ。
自分が傷ついていることを
素直に受け止めて泣ける時
自分が本当にほしかったものが
よくわかるでしょう。
人が嫌いと心に刻み続けるのは
本当は好きでいたいからだ。
人が苦手と悩み続けるのは
本当は人とつながりたいからだ。
一人がいいのと言い続けるのは
本当は心を通わせたいからだ。
どれほど求めていたのだろう。
諦めの奥には
深い望みがある。
それを自分の内に見出す時。
そんな恩寵の時が
いつか奇跡のようにやってくることを
信じてみてもいいのです。