今日は、ポップスの作曲やってる初級〜中級者の方向け
作曲についてのプチ知識です。
テンションはどうなってる?
作曲において、コードやコード進行は、その曲の雰囲気を決める重要なカギとなります。
もし、イメージとしてはおしゃれで大人っぽい曲のつもりなんだけど、なんだかおしゃれ感が足りない、なんかが違う・・・と感じたら
コードにテンション(7th以上の構成音)をどれくらい使っているか、それを考えてみるといいかもしれません。
CとかCmとかの普通のメジャーコード3和音、マイナーコード3和音だと、
どうがんばっても、ストレートで素朴な曲にしかなりません。
もちろん、ストレートで素朴な曲なんだったら、堂々と3和音をやるのがベストなので、
それがどういう曲なのか、方向をわかっていることがいちばん大事です。
しかし、もしおしゃれであか抜けた感じにしたいのだったら。
最低でもメジャー7th、マイナー7th。できれば 9thまで入れましょう。
つまり
C△7(ドミソ・シ)
C△9(ドミソ・シレ)
Cm7(ドミ♭ソ・シ♭)
Cm9(ドミ♭ソ・シ♭レ)
などですね。
C6(ドミソ・ラ)にしてしまうと、これはこれでまたちょっと、いい意味でドンくさいというか、イナタイ感じになるので、場合と使いよう。
あるいは、メジャーコードにはadd 9th(アド・ナインス)を使うのも、独特の明るさやヌケ感があって、ピッタリくる場合があります。
C add9(ドミソ・レ) ですね。
add2と書く人もいますが同じことです。
ちなみに、C△9とC add9は違うので注意。
C△9には メジャー7thが一緒に入りますが(ドミソ・シレ)、
C add9は7thヌキであることがポイントですのでね(ドミソ・レ)。
実際に鳴らしてみると、その違いは明確でしょう。
自分がほしいのはどっちのサウンドなのか、よく聞き比べてピンとくる方を選びましょう。
次回は、ドミナント7th( Ⅴ7)についてです。
☆旧ブログ「大人の音楽レッスン」より
2013年11月に書いた記事を加筆修正しました。
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