わざわざ自分に合わない環境に
自分の身を置かせて
わざわざ辛くて合わない仕事を
しなきゃと追い込み
自分がしなくてもいいことを
できないと落ち込み
人の痛みを探しだしては
わかってあげられないと自分を責め
困っている人をみつけだしては
助けられないと自分を責め
不機嫌になった人をみつけだしては
自分が傷つけたと自分を責め
ほんとにどこまで
自分を責めるんだ。
そうやって
次々と理由をみつけては
自分を傷つけ
自分を苦しめ
悲鳴をあげる身体に
ますます鞭打って
自分は弱いとまた責める
ほんとにどこまで
自分を罰するんだ。
これは恐ろしいプログラム。
自責をさせるプログラム。
自罰をさせるプログラム。
それが心の真ん中で
いつも回っている。
それが回っている限り
自責の理由は永遠に現れ続け
がんばればがんばるほど
自罰の鎖が自らを絞め上げるだろう。
気づくまで止まらない。
これはそういうプログラム。
自責と自罰の果てに
自滅へ導くプログラム。
その根源には
「自分は生まれてはいけない」
「自分は存在してはいけない」という
自分が自分にかけた呪いがある。
生まれて今日まで
れっきとして生きている
いまここの事実を無視した
まったく現実にそぐわないそんな呪いが
ここまで人を蝕むとは。
これこそが
自責と自罰と自滅の
プログラムの正体。
だけど自分で気がつかない。
気がつかないから止まらない。
今日もまた
自責の理由を探して自責して
自罰の重みに立ち上げれず
倒れて泣いてる人がいる。
なんて悲しいんだろう。
でもね、
私にはどうとも
してあげることはできないから
ただひっそりと遠くから
悲しいね、って思いながら
でもいつかはきっとね、って
明ける朝を思う。