「表現」ていうと、
芸術とか文学とかの「もの作り」系でよく使われる言葉だったりして、
何となく「そういう世界の人達の高尚な理念」の話・・・
みたいなイメージもあるかもしれません。
私もこれまでしょっちゅう、そんな感じで「何を表現するのか?」みたいな問いを、
音楽にも、自分にも、してたような気がします。
だって、いちおう自分も「ものを作る人間」だと思ってたしね。
でも、最近ハタと思った。
「表現」とは
自分がどんな人間なのか、隠さず表に出して、
それが何かしら人のためになっている・・・
そんな人生そのものが、立派に「表現」なんじゃないか、と。
だからそれは、芸術とか、もの作りとかに限らず、
要は何でもいいんじゃないか、と。
自分の本質、天性の性質、生まれ持ったエネルギー。
どんな人にも必ずあるそれを、表に現していくこと。
隠さずに。怖れずに。
色んなものが覆い被さって、わからなくなっちゃってても、
ゆっくり探し出して、掘り出して、表に出してあげること。
きっとそれは、それぞれの色で輝いてる。
そして、それに触れることで、喜んだり助かったりする誰かがきっといる。
生きてること、そのものが表現。
そんな考え方が、
ちょっと魅力的だなあ、と思うこの頃です。