うざい、しんどい、やんなっちゃったー、ストレスだー、
なんでこうなるんだ、なんであの人は、なんでこうなのよ・・・
などなど、他人や出来事に消耗している感じになっている時っていうのは
だいたい頭の中では
あの人がこうで、こうで、こうだから。
あの人は、あの人は。
あの人って、あの人って。
と「あの人」のことばかり考えています。
お母さんが、お父さんが
夫が、妻が、子供が、
姑が、嫁が、親戚が
上司が、部下が、後輩が、
◯◯さんが、◯◯のヤローが、
と主語が他人になっていることが多いです。
そう。
頭の中で、主語が他人。
なんです。
ここに気がついてみましょう。
「あの人がこうだ。」
と、主語を他人にして語り、
次に
「なんでそうなんだ!」
と、疑問を語り、
そして
「おかしいよね、ひどいよね、最悪だよね」
と、それではいけないという結論を語る。
これがストレスを生み出す思考の流れです。
これをやっていると、
ますます思考はヒートアップしていって
ストレス度合いがどんどん上がることになります。
このストレス・ループから抜ける一つの方法を提案します。
それは
主語を自分に切り替えてみること。
「あの人がー、あの人がー」と突っ走る思考をちょっと止めて
「で、自分はどうする?」と聞いてみる。
つまり、「あの人がこうだ。」というそれ自体は
そう言うんだったらたぶんそうなんでしょう。
あの人は、ああなんですよ。
確かにね。
うんうん、その通りだ。
と一旦同意して。
で、あの人はどう考えても、ああだとして。
「で、自分はどうする?」
と、主語を自分にしてみましょう。
「あの人がああだから、こうだから嫌だー!!」
という主語が他人の「あれがイヤ!」は
たぶんいくらでも出るんだけど。
それをちょっといったん止めて
「で、自分はどうしたいの?」
「で、自分はどうだといいの?」と
主語を自分にして、自分が望むことを感じてみましょう。
「〜たい、〜したい」という自分がしたい行動や
「〜〜だといい。〜〜になってほしい」という、自分が望む状況の方にフォーカスするということです。
「あの人がこうなってほしい」はちょっとやめようね(笑)。
また「主語が他人」になっちゃうからね。
ちょっと「あの人」はおいとくんです。
で、自分は?
それは必然的に
「あの人が、たとえそうであっても、どうであっても」
という前提を含んでいます。
それは、あの人を変えようとすることから手を引くことを意味しています。
あの人が変わらなかったとしても。
あの人がどうであったとしても。
で、自分はどうなの?
で、自分はどうしたいの?
で、自分はどうするの?
と問いかけてみましょう。
その問いかけによって
じゃあ、私はこうしようか。
だって、私はほんとはこれを望んでいるんだもの。
よし、私はこうすることにする。
そんな心持ちに変わったら、
とても楽になり
また力が満ちてくるのを感じるはずです。
これが、主導権を自分に取り戻すということです。
「主語が他人」話法ばかり続けていると
どんどん自分のパワーを失います。
「主語が自分」話法に変えていくと
自分の力が戻ってきます。
で、私はどうする?
いつもここに戻ってきたいですね。