ワイヤーアートをやるようになってから「石」の魅力にどんどんはまってしまい、今月
「世界中の化石・鉱物・宝石・隕石が新宿に結集!・第23回東京国際ミネラルフェア」
というのがあるのを知って「これは!」と思いました。
世界中から石業者が出店するとのこと。
初めてなのでどんな場なのかちょっとドキドキしましたが、
初日6月4日、ものは試しで行ってみることにしました。
私は石の世界はまだまだ初心者ですが、私なりの理解によると、石好きにも色々な系統があるようです。
これまで全く石に縁のない方のためにちょっとだけご紹介。
1.宝石が好きな人。
宝石とは、希少性と硬度が高く(もちろんお値段も)、精巧にカットして磨かれている石です。ダイヤとかエメラルドとか、一般的にいちばん知られているアレ、ですね。
2.半貴石・ジェムストーンが好きな人。
これは、いわゆる天然石とかパワーストーン等とも言われるもので、お値段もそこそこ。
小さなビーズから、アクセサリー用にカットされていたり磨かれているもの〜原石に近いラフなもの等、大きさや形態は様々です。
美しさとともにその石の持つエネルギーを重用視する人も多く、アクセサリー素材、あるいはヒーリング系アイテムとしても使われます。
3.原石・標本が好きな人。
鉱物の原石というのはそれぞれ独特の結晶を持っていて、その自然の造形の神秘や美しさに心打たれるものがあります。
そんな自然の姿をできるだけ損なわずに楽しみ、研究したい、というコレクターの世界があるらしいです。鉱物学系ですね。
その他、
4.化石が好きな人 アンモナイトとか三葉虫とか。
5.隕石が好きな人
6.置物石が好きな人
・・・・などなど。
今回のミネラルフェアでは、これら全てのジャンルはもちろんのこと、
さらに特化して珊瑚(サンゴ)専門、翡翠(ヒスイ)専門、琥珀(コハク)専門、
アンモライト(アンモナイト化石由来の宝石)専門・・・・
その他、私には計り知れない分野の専門店のブースが並び、マニアの世界の奥深さを垣間見た思いでした。
で、私は上記で言えば2のタイプ。
やっぱりワイヤーアクセサリーを作ることを前提に石を見てしまいます。
予想通り「このグレードの石がこのお値段!?」という品がいっぱいあったので、
ついつい「えーい、買っとけい!」となってしまいました(^ ^ :
その一部を少し。
最近ハート型の石が好きなので。
上2つはインドのお店で買ったラピスラズリ。
ラピスラズリは通常それほど安くない石なのですが、これは色もキレイでめちゃお得でした。
左下はマラカイト@ドイツのお店。緑が鮮やか。日本名・孔雀石。
右下はラブラドライト@フランスのお店。
このボワーッと青く光っているのは、角度によって現れるシラー(遊色)というもので、
これがいっぱい出るのは高品質。
それから水晶(クォーツ)3種類。
左上・クラッククォーツ、右上・シルバールチルクォーツ@日本のお店。
下はゴールドルチルクォーツ@ブラジルのお店。
それぞれ水晶の中に割れや含有物が入っていて(インクルージョン)、独特の模様になっています。
これはムーンストーン@インドのお店。
白い石に虹色のシラーが出ていてきれいです。
鉱物的にはラブラドライトの親戚のような関係。
さてさて、これらを今後どんな風にワイヤー巻きしようかなあ、と楽しみです。
フェアは、6月4日〜8日まで開催。
会場は、新宿・ハイアットリージェンシー(旧センチュリーハイアット)ホテルのあるビル内。
入場料¥1000で会期中出入り自由。
普段なかなか見られない大きな原石や化石なんかも見られて楽しいですよ。