「有用」であることって
現代の私たちにはすごく重要になってるし
それも一つの価値だけど。
それゆえ「有用」をいっぱい生み出せる人が
お金を稼げる、っていうふうに思われてるけど。
実際そういう面もあるかもしれないけど。
でも一方で
有用だけが価値じゃないって
思える軸もあるといいよね。
無用でもいい。
無用でも生きていていいじゃないか、って
思えたら。
だって
無用だけどなんとなくうれしいもの
っていうのも
たしかにあるものね。
自分が「無用の人」になったら・・??
って想像すると
たぶんめちゃくちゃ怖くなるのが現代人。
でもだからこそ
本当に「無用」はそんなにダメなのか?
って考えてみるのもいいもの。
いるだけじゃ
ほんとにダメなんだろうか?
生きていて、なんとなくニコニコしてるだけじゃ
ほんとにダメなんだろうか?
お金を稼げないと
ほんとにダメなんだろうか?
お金を稼ぐ人が、人を生かし
お金を稼がない人は、人に生かしてもらう
っていうのはダメなんだろうか?
そもそも、どうして
「お金を稼ぐ」が有用で
「お金を稼がない」は無用になるのかな。
「役に立つ」はすばらしくて
「役に立たない」はみすぼらしいって
ほんとなのかな。
私にはわからないけど。
でも、有用だけが価値じゃないよな
っていうことだけは、わかる。
そういうふうに思っていると
頭が行き詰まらずにすむ。
頭の中の風通しを、よくしておける。
身体の力を、少し抜いておける。