「わかりたい」は人間の美しい欲求かもね

 

私は大人の方対象にジャズピアノやアレンジを教えていますが、

ミュージシャン志望の方はともかくとして、

趣味としてピアノを楽しみたい方に対しては、

理論的なことには深く触れずにおこう・・・という気持ちが

これまでなんとなくありました。

やっぱり、ちゃんと話をしようと思うと込み入ってくるし

わかりにくくて難しいと面倒くさくなって嫌になっちゃうんじゃないか、と

思っていたから。

 

ところが、どうも最近いろんな方のレッスンで、

コード(和音)の理論的背景を説明していることが多くなってきました。

というのも、生徒さんが「それって何故?それはこういうことですか?」などと

積極的に知りたがるから。

すると私も「ならばココんとこを説明しなきゃなるまい」ということで

「ちょっと理論的な話になっちゃうんですけど・・」などと前置きをして

一から理屈っぽい話をします。

そうするとけっこう「ああ、なるほど〜!」みたいな納得とともに、

「わかった喜び」のようなものが湧いていらっしゃるな〜、と

感じることがしばしばあるのです。

 

そうか〜。

「難しいことは嫌だろう」「理屈の話は申し訳ない」

というのはどうやら私の思い込みだったかもしれません。

 

いや、考えてみれば、理論がわかるというのは

音楽の根本のカラクリがわかるということだから

私にとってはそりゃあめっちゃ面白いことなんです。

わかってみれば、すばらしく合理的で

宇宙的・数学的調和と神秘に驚くような世界が広がります。

それなら当然、他の人だって面白いと感じるかもしれないし、

そんな世界を、知りたいかもしれないもんね。

 

それはきっと音楽だけじゃないね。

難しいことだって、わかりさえすれば

わかるように説明してさえもらえれば

知りたいし、わかりたい!

それが人間の本来の、美しい欲求の一つかもしれない。

 

ならば、どうやったらそれをわかってもらえるか

わかるように知恵を使って言葉を使って努力するのが、

教える者の責任だよね。

本人が面白いと思ってることなら、きっと何かが伝わるでしょう。

 

「どうせこんなことは嫌だろう」なんていう決めつけはイカン!

と気づいたのと同時に、

そういうところまでついて来て、

こういうことを暗に教えて下さる皆さんに

ありがたいなー、と思ったこの頃です。

 

 


この記事を書いた人

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大塚 あやこ

心理コンサルタント/作曲家/ピアニスト
一般社団法人ビリーフリセット協会 代表理事
 
東京芸大作曲科卒業後、演奏家・作曲家として活動。アーティストのツアーサポートや編曲、アニメやドラマのサントラ作曲等を手がける。
 
音楽での燃え尽き体験をきっかけに、心理カウンセリング/セラピーへ転身。
悩みの根本原因に迫るオリジナルメソッド「ビリーフリセット®」を提唱し、前に進みたい人、人生の転機に直面した人などを新しいステージへと導く個人セッションや講座を開催。「ビリーフリセットで人生が変わった!」という人多数。カウンセラー養成講座も開催し門下の認定カウンセラーを多数輩出している。
その他、心と意識をクリアにするサウンド瞑想など、独自の立ち位置で音楽制作やライブイベント等も行っている。

◎一般社団法人ビリーフリセット協会代表理事
◎淨音堂株式会社代表取締役

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