このところやっていたミュージカルの曲が、ひとまず今日、全部できあがりました。
最近私は「こういう曲が作りたい!」とか、何か音楽に関して積極的にやりたいようなことはべつにないので、
ただ淡々と台本に向き合い、
台本に書かれていること以上に何かを盛り込もうなどという我欲も出さず、
書かれていることを素直に歌詞に置き換え、
メロディーが出てくるのを待つ・・・・というプロセスでした。
ある意味とっても冷静。
時に冷淡でさえあったかも。
こんなに燃えてなくて曲なんかできるのか?と自分でも心配になるくらいだったけど、
なんか、結果としてできるんですね。
しかもけっこういいのができて、あとから自分がびっくりする。
ほんとに、結果としてですけど。
その間に何が起こっているのかは、自分でもあまり関知しません。
おかげさまで演出家からもずいぶん好評を頂いて、めでたしめでたし。
仕事をしていていちばん嬉しいのは、仕事が終わったとき。
あとはオーケストレーション作業とかあるけど、それは追々で、ひとまずこれで安心して連休に入れます。
以前は自分、土日祝日という感覚がほとんどなくて、年中無休で音楽をやっているのが当たり前でしたが、会社員の夫と暮らすようになってからは、そのへんすごく感覚が変わりましたね。
さあ週末、さあ連休、というような世間一般の感覚を身近に感じるようになりました。
あと、生活の中で、あるいは脳内の領域の中で、音楽が占める割合がかなり減ってます。
昔は、自分=音楽=人生、だったけど、今は音楽は人生のある一部分、てかんじかな。
他におもしろいこと楽しいこといっぱいあるし、何にもなくても自分は自分だから。
そんなスタンスが、さきほど書いた、一種の冷静さ冷淡さにつながっているのでしょう。
でも、ちゃんと喜んでもらえたので、責任を果たすことはできたみたいでほっとしています。
さあ、連休はお出かけしたり、本を読んだり、ワイヤーアートを作ったり・・・・
ゆったりするんだー。