変わっているから居場所がない?・傷つくなら自分がそれを 「いけない」と思っているから2

自分は変わっている・・・
周囲の人とは違う・・・

ということで密かに悩んでる人、
けっこういるんじゃないでしょうか。

自分がなんとなく
周囲の人のノリと違う。

そんなつもりはないけど
なんだか昔から皆と違うような気がして
話が合わないような気がして
そんな自分はなんか変なんじゃないか・・・って
自分を嫌いになっている人もいるかもしれません。

そんなあなたは
ずっとずっと居場所がなくて
居場所を作れない自分を責めて
居場所を作ってくれない他人を責めて
生きるのがずっとしんどかったかもしれません。

でも、今だからちょっと立ち止まって
考えてみよう。

ほんとのことはわからないけど、
でも確かにあなたは
なんとなく大多数の人とは違うのかもしれない。

それはある意味
そうなのかもしれないね。

でも「違う」だけなんだったら
「違うね」で済む話だったりもする。

なんだけど
それがそんなに苦しいのは
その「違うこと」を
「いけないこと」だと
思っているからではないでしょうか。

違っている自分のことを
自分で「いけない」と言って
いけない側に置いてしまっていること
それが苦しんじゃないでしょうか。

おそらく
「いや、だって実際いじめられたもん!責められたもん!」
て、しっかり証拠があるかもしれないね。

そうだよね、たいへんだったよね。
それはとっても辛かったよね。

でもその時あなたは
「責められるのは私がいけないからだ」
って思いませんでしたか?

「そんなことで責めるお前らがアホなんじゃー!」
とは思わなかったんじゃないかな?

全部、自分がいけないって
私が違っているのがいけないんだって

何がいけないのかわからないけど、
きっと自分がいけないんだって

全部自分がかぶってきたんじゃないかな。

けなげだったね。

さあ、それは過去の話。
もう大人なんだから。
大人の頭で冷静に考えてみよう。

変わっていることや
周囲の人と違っていることは
本当に
そんなにいけないことなんだろうか?

違うことをなかなか受け入れられないのが人間です。
特に日本人はその傾向が強いしね。
ムラ社会みたいなとこでは、ほんと大変です。

そして「親」という人もまた
そんないろいろな制約と制限の中に生きる
一人の人でもあるわけです。

親がなかなか違いを受け入れられる人ではなかった場合
子供であるあなたが親の性質とはけっこう違ってたりすると
それだけであなたは「変わった子」と言われて
理解されずに育つことにもなるでしょう。

そしたら「自分はいけないんだ」と
思ってしまっても
そんなお家に居場所を感じられなかったとしても
仕方がないよね。

なぜかあなたは
そんなところに蒔かれた一粒の種だったかもしれない。
その場所で
ある程度のところまで育たなくちゃいけなかったんだね。

たいへんだったよね。

でもきっとそのことにも意味がある。

だからこそ
違いを受け止め合うことの大切さや尊さを、
誰よりも切実に知ったのかもしれない。

だからこそ
違いを受け止め合ってともに生きる
優しい社会を作っていくために
その力を思いきり発揮していけるのかもしれない。

でも、世の中には
今日もまた
違いを受け入れられえず、
違いが嫌でしょうがない人たちっていうのも
たくさんいるんだよ。

でも、その人たちはそれでいい。

その人たちがそうだというだけであって
その人たちみたいじゃないあなたが
何か「いけない」わけじゃない。

ただ、違うだけ。

これは、すべてに言える法則だけど
傷つくなら
自分がそれを「いけない」と思っているからです。

「違う」ということを
「いけないんだ」と心に刻んでしまった
かつてのあなたがいたのでしょう。

だからその後もずっと
いつもそれで傷つく。

人と違うのはいけない。
人とおんなじじゃなきゃいけない。
周りに溶け込めなきゃいけない。
目立ってしまったらいけない。
浮いてしまったらいけない。

そんなにいけないいけないばっかり自分に言って
自分を「いけない側」に置いてしまうから
自分で自分の「いけない」に傷つくのです。

もう大人になったのだから
その「いけない」を検討し直すことができます。

「いけない」を自分で外しても、いいんだよ。

その「いけない」をやめたら
自分は自分でいていいことになります。

自分、べつにこれでいい。

そしたら、違っていても
それはそれで個性と思えるようになるし
そんな個性だからこその
素敵な輝きや美点があることも見えてきます。

不思議なようですが
自分自身がそのように落ち着いてくると
ちゃんとそれを見てくれる人にも
出会えるようになります。

それを思い切り表現していると
「そこがいいんだよ!」と言ってくれる人が
世の中にはけっこういて
そんな人たち同士でつきあえる場所があることにも
気がついてくるでしょう。

結局は回り回って
それほど人間同士って差異がなかった・・。
なんてことにも
気づくことだってあるかもしれません。

「いけない」を外したら
「これでよかった」が残ります。

「これでよかった」と思えることほど
ホッとできることはありません。

ずっとずっと居場所がなくて
居場所を作れない自分を責めて
居場所の作ってくれない他人を責めて
苦しくてしんどくて・・・
ってやってきた人が

「私これでよかったんだ」って
ホッとできた時

世界は思ったよりずっと
優しい場所であったことに気づくでしょう。

いけなくないんだよ。

みんなみたいじゃないあなたも
それでいい。

あなたみたいじゃないみんなも
それでいい。

 


この記事を書いた人

Avatar photo

大塚 あやこ

心理コンサルタント/講師/音楽家
一般社団法人ビリーフリセット協会 代表理事
ビリーフリセット・クリエーションズ株式会社代表取締役
 
東京芸術大学作曲科卒業後、アーティストのツアーサポートや編曲、アニメやドラマのサントラ作曲等を手がけ約20年活動。
音楽での燃え尽き体験をきっかけに、心理カウンセラーへ転身。
非合理な思い込みを外して本来の力を解放するオリジナルメソッド「ビリーフリセット®」を提唱し、人生の転機に直面した人を新しいステージへと導く個人セッションや講座を開催。「ビリーフリセットで人生が変わった!」という人多数。
カウンセラー養成講座も開催し門下の認定カウンセラーを多数輩出している。
現在はカウンセラー養成の枠を超えて「リーダーズ講座」として長期講座を開催。経営者やリーダー層からの信頼を得て、企業研修にも発展。企業向けオンライン講座「Udemyビジネス」で「はじめての傾聴」動画講座が登録者1万8千名を超えるベストセラーとなっている。

ビリーフ無料診断

「どうして私こうなっちゃうの?」という悩みのパターンには原因があります。

その謎を解くカギが「コアビリーフ」。

あなたに入っているコアビリーフを簡単診断。下の画像をクリックして、チェックしてみてください。

10期BLC(ビリーフリセット・リーダーズ講座) 2025年東京・大阪開催

心の限界を外し、本来の力を解き放つ!

新時代のリーダーシップ講座

動画で学べる「話の聴き方」講座

オンライン学習サイトUdemy(ユーデミー)で常時ベストセラー

◎人の話が楽に聴けるようになる【はじめての傾聴】カウンセラーが現場で使っている「話の聴き方」