体感で学んでいく
ある本で「成功している飲食店のシェフは、いろいろなお店を食べ歩いている。だからこそ最新のアイディアを自分の店に持ち込むことができる」というような内容のことを読みました。
これを読んで私は「そうだ!」と思いました。
これ、カウンセラーにも言えるな、と。
カウンセラーやセラピストも、色々な人のセッションを受けたり講座に行ったりすることはとても大事なことだと私は思います。
それはいわゆる「勉強中」期間だけでなく、もちろん開業してからもです。
自分が実際にクライアントになってセッションを受けると、自分自身の気づきや癒しになるのはもちろんのこと、そのセラピストさんならでは間合いや、語り口調、手法や流れ、それをされるとどんな感じがするのかの実体験・・・など、さまざまなことを体感で学ぶことができます。
体感したら、意図的に自分でそれを取り入れたり、あるいは意図せずとも無意識に真似したりして、自分の幅を広げていくことができます。
講座をやりたい人は、他の人の講座を受けることで、やはり体感でしかわからないことを、言語・非言語合わせて膨大な学びを得ることができます。
「それだけ」の怖さ
人はどうしても、自分のスタイルを確立してしまうと「それだけ」になりがちです。
そこの範囲だけ知っている、その範囲だけやっている。
もちろん、そうやって一点に絞って「そこだけ究極に深い職人」みたいになるのも、一つの道だとは思います。
伝統芸能の世界などは、そうやって頑なに同じことを守り続けることに意義があるのもわかります。
それはそれで一つの価値ですが、だからといって他に目を向けなくなるとしたら、それは一つのリスクになり得ると私は思います。
芸事の世界でもそうですが、とかく一つの流派にコミットすると、それ以外に目を向けたり出向いたりすることが、何か「御法度」のような感覚になっていく傾向があるんじゃないかと思うのです。
私の場合、それ、苦手でね〜〜。
だってそうやってると、ほんとにそこしか知らないで視野が狭くなると思うから。
なんでもかんでもそこの流派のやり方で押し通そうすることは、私はしたくはないし、
なによりその「浮気すんのか!? けしからん!!御法度じゃ〜!!」みたいな空気が嫌(笑)
なんでもいいじゃんか、べつに〜。
て思いますし、
私は枠からはどんどん出たい性分でね。
なんでもありの豊かさ
なんでもありが好きです。
いろんなものに興味持って、あちこち手を出したい。
いつでもオープンで境目なくいたい。
いいと思ったらどんどん取り入れたい。
アレンジして、組み合わせて、ハイブリッドしたい。
私はその方が面白いし、そうやっていった先の豊饒さに魅力を感じます。
実際、私自身自分のやりたい手法をまとめて「ビリーフリセット®」と言って、カウンセリング講座(BRC)もやっていますが、受講生さんに「これしかやっちゃダメ!」なんて言うつもりはサラサラありません。
むしろ、いろいろやってほしい。
だからカウンセラー目指す方に、あえて私の持論でアドバイスするなら
一つにとらわれないで、色々なタイプの人のセッション受けにいってください。
いろんな講座受けにいってください。
と言いたいですね。
そんな中に豊かな学びがあり、
自分にピッタリくるもの、得意なものに出会い、
それを血肉にしていったら
やがて自分のオリジナリティというものが育ってきます。
それこそが、オンリーワンの強みになります。
堂々と浮気しようぜ〜〜(^ ^)