10月25日、我々の(株)ツナゲルで
はじめてのDVDを制作・発売しました!
ビリーフをリセットしてやりたいことをやる人になる
講師:立花岳志・大塚彩子
ツナゲルで作るメディア作品としては、4月の私のCD「森羅万象」に続いて2作めとなります。
今日は、単なる宣伝というより、こんな思いで作ったんですよーというメイキング・エピソード的なお話をしたいと思います。
DVDを作りたかった理由
このDVDは、2016年4月に、夫である立花岳志と2人で共催した「まずはこころを整えなさい 〜ツナゲルこころ講座〜」というセミナーの講演部分を収録したものです。
DVDを作るということに関しては、
やりたかったのも、やることにしたのも、進めたのも
岳志くんより私です。
私にとっては、CDを作るとか、DVDを作るとか、
そういうクリエイティブなことは、すごくワクワクすることなのです。
いわば、これも私の作品。
そんな気持です。
もともと、これまで2人で数多くの講座やセミナーを開催しているのに、それが全て1回限りのことで、しかも実際に会場に来られる方のみに分かち合われていることに「もったいないなー」という気持がありました。
地理的、時間的なご都合などで、セミナーに来たくても来られない方がいっぱいいらっしゃるわけです。
もちろんライブのイベントというのは、その1回限りのライブ性において、同じ時と場を共有するというところに価値があるのも確かです。
でも、それはそれとして、やっぱりね。
いい話をしたのだったら、もっとたくさんの方に、何度も見ていただけたらいいよねー、というシンプルな思いです。
そこで。
今年4月のセミナーを機会に、プロのカメラマンに撮影に入っていただき、編集も共にお願いすることにしました。
クリエイターさんに頼むこと、まずは撮影
こういう時に、誰に頼むか。
それが問題になってきますよね。
私はこれまでも、チラシ、Webサイト、CDジャケット等デザイン、あるいはライブのバックで流す映像制作とか・・・・そのようなクリエイティブなお仕事をしてくれる方を探す時は、だいたいいつもランサーズというクラウドソーシングのサービスを利用しています。
こちらの示す案件に応募してくださるクリエイターさん達の中から、いちばんピンとくる方を選んで依頼し、お仕事を進めていきます。
適切なクリエイターさんに依頼して適切にディレクションすれば、かなり良いものが仕上がってきますし、これまでも私的には満足度の高い成果を得ています。
何より、自分の知らない新しいご縁で、良いクリエイターさんに出会えることがとても良いです。
そこで、今回のセミナー撮影に関してもランサーズで募集をかけて、結果、 IDネーム MediaMax さんこと、(株)千年計画 の神谷さんという方にお願いすることにしました。
当日はプロ仕様のカメラ2台で撮影。
後日編集していただいて、その編集の打ち合わせ、チェック、修正、素材やBGMの選定、など細かいところをやりとりしながら、最終的にDVDプレス用のマスターデータができあがります。
もちろん撮影当日はお会いしましたが、あとは全部ランサーズのサイト上でメッセージと添付ファイルのやりとり。
決済も全てランサーズのシステムで行うもので、お互いに安心してお取引することができます。
ネットや文字でのコミュニケーションが苦手な方はキツいかもしれませんが、私はむしろ得意ですし、ちゃんと大事なことを文章化してお伝えできることはやりやすいです。
というわけでこれ、撮影編でした。
ジャケットは上りのエスカレーター
そしてジャケットデザインは、これまたランサーズで募集をかけて出会った amada_d さん。
商品の意図とデザインのイメージ、使いたい素材を提示して、デザインを作っていただきます。
今回のDVDジャケットのイメージは、「上りのエスカレーター」です。
その意味は講演中にも出てきますが、簡単にいうと
否定的なビリーフに縛られている時、世界も自分も人生も「そのままだとどんどんダメになる」感覚に陥っている。それはまるで下りのエスカレーターのようなもの。
必死でがんばって駆け上がるけど、ちょっと止まったらもうスーッと下がってしまう。
しかし、ビリーフを脱出した世界は、そのままでも大丈夫な世界。
それはまるで上りのエスカレーターです。
そういうような意味です。
それで、今回のジャケットは上りのエスカレーターだ!とインスピレーションがきました。
というわけで、できあがってきたのがこれ。
深刻すぎず、都会的なスッキリ感と、さりげないやわらかさがあって、イメージにピッタリ。
私はとても気に入っています。
こちらが伝えたイメージをきちんと汲んで、それ以上のアイディアも盛り込んで形にしてくださる、プロのクリエイターさんの力に出会うこと。
これも私のワクワクする瞬間なのです。
そのへんは、以前私が作曲家・アレンジャーとしてレコーディング現場でミュージシャンに自分の譜面を演奏してもらって、作品を仕上げていく際に感じていたこととおんなじでした、そういえば。
つまり、ディレクションする私と、形にする職人さん(クリエイター、プレイヤーなど)との共同創造みたいなこと。
伝える→応える→受けとる→伝える→応える・・・
みたいな循環の中に、形が現れてくるすばらしさ。
職人さんの力によって、設計図が現実化し、形になっていくんです。
そうそう、こういう感覚、けっこう好きだなあー。
そのようなプロセスののち、映像の編集ができて、ジャケットや盤面のデザインができたら、実際の盤にしてパッケージ化する必要があります。
これは今年CDを作る際にお願いしたプレス業者、テックトランスさんに発注しました。
製品になって、工場から弊社に段ボール箱が届くまで約2週間。
販売方法については、アマゾンに委託することにしました。
今年4月に弊社レーベル「ツナゲルクリエイション」として出したCD 森羅万象(ありとあらゆるもの)〜ピアノで語るゼーガペイン〜 については、アマゾン他、一般CDショップや各種配信サイトでも買えるようにしましたが、今回のDVDについては、通販はアマゾンだけに絞りました。
他はセミナーやイベントなど、また六本木ソノラスタジオで、直接販売もしています。
そして紹介映像
というわけで、DVDパッケージができあがり、販売開始!
となった時に、ハタと思いつきました。
「そうだ!紹介のためのYouTube動画作ろう!」
というわけで、2時間超の講演映像の中から、これは!と思うシーンをピックアップし、iMovieで編集。
いや、私、映像はシロウトですが、とりあえずやる気はあるし、そこそこ好きなんです。
クオリティの面では多少ゴメンなところもあるかもだけど、そこはいいことにして、とりあえず気持だけで作りました。
音楽はもちろん自分です。
以前ウチで音源作って、プロのエンジニアさんにミックスしてもらって、そのままお蔵になっていた音源。
権利上も問題なく、ちょうどいいので使うことにしました。
そして、アマゾンから納入依頼が来るたびに、私自らダンボールに詰めて出荷作業をしています。
そういうわけでこのDVDは、発案から制作〜製品化、そして荷造り〜出荷〜納品まで、一貫して私が愛情を込めて行っております(笑)。
そういう意味で、これも私にとっては思い入れある「作品」といってもいいものです。
4月に初めて弊社でCDを作るというチャレンジに続いて、2作目のメディア作品として、そのプロセスを楽しむことができました。
たくさんの方に見ていただければうれしいです。
ついでに、CD「森羅万象」のメイキング記事は、シリーズ化して別ブログに書いています。
よろしかったらこちらもどうぞ!
大塚彩子「森羅万象〜ピアノで語るゼーガペイン〜」メイキング1