心の鎖を外しハートがよみがえる。だから私は心理と音楽なんだ

なぜ心理と音楽なのか

 

私はこの10年ほどの期間で、
作曲家(音楽の専門家)をいっぺんやめて
カウンセラー(心の専門家)に転向してきたのですが、
実は、本当の意味で「転向」ではないな、と最近思っています。

そしてまた、単純に「二足のわらじ」でもないのです。

私が前半生、メインで使ってきた「音楽」というツールに
あらたに後半生、「心理」というツールが増えただけ。

今、私にとって
心理と音楽は両手に一つづつ持ったツール、
「道具」であるといえます。

自分の感覚だと、

右手が音楽。
左手が心理。

今年、この2つがやっと両手に揃った、というのが実感です。

つまり「二足のわらじ」じゃなくて、
片手に一つずつ持った道具。

音楽も心理も、私にとっては「道具」ですから
それ自体が最終的な目的ではありません。

道具とは目的のためにあるものです。

私の目的とは何か。
それは、心に関わること。

私は「人の心に関わる」ということがしたいのです。
深く。しかも、かなり深く。

鎖にはたらきかけるもの、ハートにはたらきかけるもの

人の心の構造をざっくりイメージすると
私はこんなふうに感じます。

はい。鎖(くさり)で縛られてしまったハートです。

ハートを魂と言い換えてもいいですね。

私たち、もともとはまっさらな、ピカピカの
それぞれの輝きと力を持ったハートです。

だけど、人間として生まれて育つということは
さまざまな刷り込み、思い込み、信じ込み、
思考や感情というに縛られることになります。

もちろんそれらが必ず全部いけないというわけではありませんが
私たちは、自分を苦しめ不自由にさせる数々にも
知らずに縛られて苦しい思いをしています。

そういうものを、例えて「」と言っています。

そういう鎖に縛られて、本来のハートは
とっても窮屈そうです。

もしも鎖が外れたらなら
ハートはホッとして
本来の力を存分に発揮することができるでしょう。
ハートは本来の力を持っているのですから。

で、私にとっての「心理」と「音楽」の話でした。

私にとっては、
この心の鎖を外すのが心理
ハートに呼びかけるのが音楽
なんです。

心の鎖とは、主に思考でできています。
思考とはたいへん言語的なものなので、
カウンセリングという言語的アプローチが有効だと
私は考えています。

この思考の鎖外しは、
音楽ではなかなかての届かない領域・・・
というか、音楽はここは管轄外だと思いますね。

だけど、この鎖外しをやらないと、
本当にはハートは自由になれないとも考えています。
それほどまでに、人間にとって
思考と感情の縛りというのは
強力であなどれない力を持つからです。

ここに立ち向かうには
それ相応の理論と手法が必要になってきます。

しかし一方で
ハートには本来の自然な力があります。

その元々に還り、
本来の力を思い出せば、
ハートにはどんどん力が満ちてきます。

どんなに傷ついていたとしても
いわば「自然治癒力」のようなものを必ず持っています。

そこで、私にとっては
ハートに「もともと」を思い出してもらうのが音楽。
ハートの自然治癒力を引き出すのが音楽。

音楽は「非言語」です。
まさにハートは非言語の領域。
ここに響き、はたらきかけることのできるものが
音楽なのです。

おわかりでしょうか。

思考という言語的なものの鎖を外すために
心理カウンセリングという言語的アプローチ。

ハートという非言語的なものの本来を引き出すために
音楽という非言語的アプローチ。

私はやっと今、
この両方を手にすることができています。

心の鎖を外し
ハートがよみがえる。

それは、私が願ってやまないことです。

この2つがあれば
双方にはたらきかけることができるのです。

だから、一旦音楽を横に置いてでも
私は心理の専門家にもなる必要があった。

大きな視点でみれば
そういうことだったのかもしれないな、と
今では思っています。

なので、これからも
シチュエーションに合わせて両方やっていきます。

私の場合、心理を扱う時は
鎖を外すことに関してはけっこう明快に攻めの姿勢です。

私のカウンセリングの目的は
癒すことでもなく
問題を解決することでもないのです。

鎖が外れれば、
自由になったハートはおのずから癒され
問題は消えるから
わざわざ癒しや問題解決を目的とはしていません。
それがビリーフリセットというメソッドです。

音楽を扱う時は
宇宙や自然の力が音楽にこもるよう意図しています。
そのような力にハートが触れて
本来に戻れば、自然治癒力がはたらくはず・・・
と信じているからです。

どちらも、結局は
「もともとに戻る」ための
正反対のアプローチでありながら
目的は一つなのです。

 


この記事を書いた人

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大塚 あやこ

心理コンサルタント/作曲家/ピアニスト
一般社団法人ビリーフリセット協会 代表理事
 
東京芸大作曲科卒業後、演奏家・作曲家として活動。アーティストのツアーサポートや編曲、アニメやドラマのサントラ作曲等を手がける。
 
音楽での燃え尽き体験をきっかけに、心理カウンセリング/セラピーへ転身。
悩みの根本原因に迫るオリジナルメソッド「ビリーフリセット®」を提唱し、前に進みたい人、人生の転機に直面した人などを新しいステージへと導く個人セッションや講座を開催。「ビリーフリセットで人生が変わった!」という人多数。カウンセラー養成講座も開催し門下の認定カウンセラーを多数輩出している。
その他、心と意識をクリアにするサウンド瞑想など、独自の立ち位置で音楽制作やライブイベント等も行っている。

◎一般社団法人ビリーフリセット協会代表理事
◎淨音堂株式会社代表取締役

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