今いる場所、もう違う?
今いる場所に、なんだか違和感を感じ始めることがあります。
それなりに一生懸命やってきたし、やれている仕事・職場だけど。
でも、実は心の中で、もうがんばれない自分や、実はそれほどおもしろいとも思っていない自分を
どこかでわかっている。
なんとなく、もう終わってるかんじがするのもどこかでわかっている。
とりあえず毎日乗り切ってるけど、この先何年も、何十年も、ここにい続けるのかと思うと目の前が暗くなりそうになる。
自分、このままでいいのか?
そんな疑問が日に日に大きくなる・・・・
でも、だからといって「じゃあコレだ!」というのが見えているわけではない。
すぐに何か動けるわけでもない。
でも、今のここ、これはもう限界・・・
はっきりいって辛い。
でも・・・・
そんな壁が、人生に訪れる時があります。
転換期ですね。
私自身が、そういう大きな転換を経験した上で、今のカウンセラーという仕事についていることもあってか、私の個人セッションにはそういう人生の転換期にある方が多くいらっしゃいます。
この時期、ほんと苦しいんですよね。
ちょっとやそっと考えたからって答えの出ることではないし、どこかに確かなノウハウがあるわけでもない。
どうしたって、自分という人間そのもの、そして、人生観、価値観、あり方、といったところから根本的に問い直しせざるを得なくなってしまうのです。
これを突き詰めていったら、それこそ地面がひっくり返るような大きな決断をしなきゃならなくなりそうで。
そこまで突き詰めるのもまた怖かったりして。
おそらく時代もあるのでしょう。
たぶん多くの方が今、こうやって根本から自分の人生と生き方、働き方を問い直し、転換し、再選択し、決断し、シフトしているようです。
私たち全体に、地殻変動の揺らぎのようなヴァイブレーションが届いているような気がします。
「枠の中の安全」か「魂の自由」か・・・葛藤の本質
ここで多くの方が直面している葛藤の本質とはなにか。
あくまでも、現場からの私の実感ですが、
それは端的に言って
これまでの世間の枠に従って生きること
対
自分の魂の欲求に従って生きること
の葛藤なのではないかと思うのです。
これまでの世間の枠に従って生きることの最大のメリットは、
・集団(枠)の中での安全
・保証のある安心
です。
しかしこれには代償があります。
・魂の不自由
・自分自身の無力感
これを感じざるを得ないことになるでしょう。
これを諦めてでも、とりあえず波風なく、危険を避けられることを選んで生きるのが「これまで」の生き方。
しかし、これに耐えられなくなった魂は、まったく別のことを求めはじめます。
それが、自分の魂の欲求に従って生きること。
これで得られるものはまさに
・魂の自由
・自分の力を信頼して、自立して人生切り拓く実感
しかしそのためには手放さなければならないものがあります。
・集団の中での安全
・保証のある安心
まさにこれです。
集団の中に埋没して安全を得ることと、個の魂としての自由を生きることとは両立しないのです。
いえ、本当は両立するとかしないとか、そういうことではない次元があるのですが、
でもこれまで、集団の中に埋没することで安全を得ていると思って生きてきた人にとっては
「魂としての自由を生きる」なんていうことは、この集団からはもう外れて、こぼれ落ちて奈落の底に落ちる・・・くらいに恐ろしいことなのです。
そう思っている限り、絶対に両立しない構造になっています。
実際、フリーになってみるとわかりますが
(いや、ならなくてもわかるかw)
フリーや自営業は安定しません。
安定しないのがあたりまえです。
先々の保証もありません。
だから「先が見える」なんていう安心は絶対にありません。
安定と安心と保証付きに慣れていると、ありえないくらい恐ろしいことだと思います。
でも、自分で決められる裁量があります。
自分の舵取りは自分でする面白さがあります。
その分、自力の体力も判断力も必要だから、人生に真剣になります。
真剣になると、人生はけっこうおもしろいです。
これはフリー歴20年の私の実感ですけどね。
話を元に戻しましょう。
今現在、そしてこれから近い将来
「ここではない。ここはもう違う。」と感じて、自分の人生なんとかしたくなる方々はさらに増えてくることでしょう。
その時、だれもが必ずぶつかる壁がこれなのではないかと思います。
そして、本当に人生変えようと思ったら、一度はこの断崖絶壁をジャンプしなければならない時もくるでしょう。
今現在、多くの方がこの葛藤を抱えながら、日々悩み、考え、これからの選択へ向かって自分を深めて歩んでいます。
これまでの世間の枠に従って生きること
集団の中での安全・安心・保証
対
自分の魂の欲求に従って生きること
個の魂としての自由・自立・自力
どちらが正しいというわけではありません。
それぞれに、メリットとデメリットは均等にあります。
自分にとってどちらが人生にとって価値のある選択なのか。
早い話が、どっちがほしくて、どっちをやりたいのか。
さあ、どちらを選びますか?
・・・・・実は、
ジャンプしてみたら、べつに断崖絶壁でもなかったことに気づいたりする可能性も大ですけれども。
大丈夫。
どっちに飛んでも、地面はちゃんとあります(^ ^)