自分にOKを出して前に進む!

「いい子」脱出もドラマティックなチャレンジだ

 beautiful blonde sitting on the roof of the house

■どこかにいる「いい子」の物語
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子どもの頃からいい子。
親の言うことをよく聞いて、先生のいいつけを守り、
言われたことには素直に従ってきた。

行儀がよく、優等生。
勉強もがんばり、学級委員長などやって先生の覚えもよく、
親が行ってほしい学校に入り、親の望み通りの仕事についた。

親の価値観をそのまま取り入れて、自分の価値観にして生きた。
それがいちばん正しいと信じていたから。
いい子、しっかりした子、といわれてきた。
親の期待に応えて、親が喜ぶ顔がうれしかった。

少し大きくなって、親から離れると
こんどは、大学の教授や、職場の上の人の言うことをよく聞いた。
それから、「みんな」や「まわり」や「世間の人」や「テレビ」
の価値観を取り入れて、自分の価値観にして生きた。
それがいちばん安全だと信じていたから。

みんながするから、そこそこの年齢で結婚して
みんながするから、そのまま子育てに突入。
みんながするから、子どものお受験に奔走。

家族にも恵まれ、そこそこ幸せ。

のはずなのに。

なぜ、こんなに毎日がつまらないのだろう。
なぜ、やりたいことがないのだろう。
この疲れはなんだろう。
時々深いところにこみあげてくるイライラはなんだろう。

だけど、まあべつにいい。
もうこれ以上、人生に何も起こってほしくなんかない。
このまま何ごともなく平穏に人生が終わればそれでいい。

■「いい子」ゆえの、苦しみと不幸がある
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「いい子」の苦しみってこういうかんじです。
上記は架空の例ですが、同じような心理を持つ人は
一定数いるのではないかと思います。

そしてまた、これが「苦しみ」だということがなかなかわかりません。
人生こんなもんだと思って、
特に苦しいとも思っていないこともよくあります。
それ以外を経験したことがないから、無理もありません。

「客観的に見て」幸せな生活をしているんだから、
これで幸せなんだと思おうとしている。

それ以上があるとも思っていないから、望みもしない。
あるいは、そうじゃない人生を歩いている人はいるとは知りながら、
自分にはそんな世界は無縁だと思っている。

子どもの頃からいい子をやりすぎると、こういうことになります。

親や偉い人の言うことを聞いて、期待通りにするのがいい子。
いい子にしていれば、愛される。
いい子にしていれば、安全。
いい子にしていれば、大丈夫。
安全で大丈夫なら幸せ・・・・

そうだったはずなのに、何か違う。
でも何が違うのか、さっぱりわからない。

しかし、人生は選択ですから、
そういう人生を選んで満足しているのなら、それでOK。
「そんなもんだ」で一生そのままいくのも、OK。
苦しいなんてことに気がつかずに、
そこそこの気晴らしでやり過ごせるのだったら、
それもまたOK。

でもたまに、つまらなそうな顔や、ボヤキトークが出て、
周囲の人間をつまらない気分にさせたりしていることは
あるかもしれませんね。

■「いい子」脱出の道
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しかし、ある時、ある人は
そこで「これは変だ!」と気づいてしまうことが、あればある。

「これ、苦しい。」
「なんなの、これ!?」
「このままじゃ、イヤだ。」

おめでとうございます! です。
自分に出会い、自分を生きる一歩がそこから始まるからです。

あるいは、お子さんや家族に何か問題が起こったりして
否が応でもそのままじゃいられなくなることが、あればある。

それは、チャンス!
長年の不幸に気づき、新しい人生へと脱出できるチャンス。

どういう不幸なのかって?

自分を置き去りにした不幸です。

親や偉い人の言うことを聞いて、期待通りにするのがいい子。
いい子にしていれば、愛される。
いい子にしていれば、安全。
いい子にしていれば、大丈夫。
安全で大丈夫なら幸せ・・・・

それは、確かに、ある年齢までは真理でした。
親に庇護されて、育ててもらわなければいけない年齢までは。
これは、親からよりよい保護を与えてもらうための方策として有効でした。

しかし、いつしかその親が、先生や上司や夫や世間にすり替わり、
大人になっても同じことをやり続ける。
いつでもいい子をやり続ける。
そうすると、どうなるか。

自分がなくなります。

私はどうしたい、
私はどう感じる、
私はこうだ、
私は何が好きで、何が嫌いで、何がしたい
私はこうする

いつのまにか
「私」を主語にした話ができなくなっています。

いつも主語は、「誰々が」「ウチの子が」「夫が」「嫁が」
「芸能人が」「政治家が」
自分以外の他人ばかり。

そして、たまに身近な人に爆発します。
「なんで私のこと、わかってくれないの!」
やっと「私」がでてきたけど、
でもこれの主語は「あなたは」ですね。

でも、ほんとうは。

これだけ誰かの言うことばっかり聞いて、
誰かやみんなの言うことに従って、
誰かやみんなの期待に答え続けて、
「私はどうしたい」を置き去りにして、

実は「私」のことをいちばんわかってあげてないのは、私。
「私」の気持ち、聞いてあげてないのは、私。

「なんで私のこと、わかってくれないの!」は
深いところの「私」が、私に対して叫ぶSOSです。

私が、わかってあげましょう。
聴いてあげましょう。
「私」の気持ちを。

たまにはかなえてあげましょう。
「私」が望むことを。

私はどうしたい、
私はどう感じる、
私はこうだ、
私は何が好きで、何が嫌いで、何がしたい
私はこうする

人が、みんなが、誰かが、じゃなくて。

そうか、私はこうしたかったんだ。
まずはここからやってみよう。

そう思えたら、いい子脱出のはじまりです。

■「いい子」脱出も、ドラマティックなチャレンジ
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でも、こわいんだよね。

「できない、無理、私なんて・・・
そんなことしたら、〜〜になっちゃう・・・」

必ずそれが阻む。

使ったことのない筋肉を使うのは痛いし、こわい。
最初は弱々しい。歩けない。当然です。

でも、そこを踏み越えていく人の勇気はすばらしい。

「やってみたい」を
「やろう」「やる」「やってみた!」に変えたなら、
そこに「私」の本当の力が宿っていく。

一つずつでも
ほんのちょっとずつでも、
「私は」で行動して
「私は」を取り戻していく人には、どんどん力が満ちてくる。
「私」の力の輝きが増してくる。
その「私」を、信じられるようになる。

誰にもわかるような不幸で厳しい境遇から脱出するのも、
ドラマティックなチャレンジだけれど、

誰もがうらやむ「いい子」を脱出するのも、
同じくらいドラマティックなチャレンジだと思うのです。

一つでも多くの、脱出ストーリーが成就することを
私は祈っています。

 

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